2026.07.10
MANGA TECH 2026 結果発表
数々のスタートアップと集英社との協業を生み出したアクセラレータープログラム「マンガテック2020」。そのDNAを受け継ぎ、ビジネスプランコンテストとして再起動した「マンガテック2026」。今回もジャンプ+の未来を変える可能性を秘めた多くのビジネスアイデアが集まりました。
このたび、厳正なる選考を経て受賞企画が決定いたしましたので、その結果を発表いたします。
どの提案にも熱意と可能性が込められており、選考は非常に難しいものとなりました。その中から、独創性や実現可能性、そしてジャンプ+の新たな価値創出につながる可能性を総合的に評価し、この度の受賞企画を決定いたしました。
ご応募いただいた皆さまの熱意と創造力に、審査員・事務局一同、深く感謝申し上げます。

準大賞
特に優れた企画に贈られる賞
賞金30万円
+ビジネスサポート

放課後ジャンプ+
津田塾大学総合政策学科2年生 | 渡邉千優
アイデア概要
ジャンプ+の最新話を読者同士で同時に楽しむライブ体験機能。更新前の予想、読書中のリアクション共有、読後の考察までを一連のイベント化し、これまで一人で楽しんでいた漫画を「みんなで熱狂する体験」へ進化させる企画。
審査員コメント
けんすう(古川健介)氏
熱量が高く、本当にユーザー目線として欲しいものを企画していただいた印象です。ショート動画、ライブ配信世代のニーズも掴んでおり、成功イメージが湧きました。また、AIを活用したサービスの案が多い中、「サービスの企画を伝えるための資料制作など、経験不足の点をAIで補い、企画内容は本当にジャンプ+がやるべきこと」になっていたのが好印象です!
深津 貴之氏
ライブ体験を、漫画に持ち込む試みは面白いと思います。ネクストチャレンジとしてはライブの漫画更新は深夜帯の特殊時間になってしまうため、ここをベースに、ライブ参加すると楽しいでも、非ライブ参加でも十分楽しいを担保できると可能性が広がりそうです。体験上は作ってみないとわからないことが多いタイプなので、受賞からのプロトタイピングを楽しみしています
ジャンプ+編集部
「連載を追うライブ体験」を豊かにするという切り口は、ジャンプ+編集部として重要視しているポイントの一つでした。さらに本企画は、その具体的な膨らませ方の個々のアイデアについてもよく読者のことが考えられていると感じました。

ファイナリスト賞
最終選考に進出し、優れた企画として高く評価された提案に贈られる特別賞
賞金10万円

AI+チャット
合同会社IDE | 大庭 由加里
アイデア概要
AIキャラクターが会話をしながらユーザーの気分に合わせて作品を選び、その作品を読み終えた後の興奮や感動もAIと語り合えます。
かつて学校の教室で「あのマンガもう読んだ?」と盛り上がったそんな時間を、AIと一緒に体験できるサービスです。

ジャンプタワー
株式会社ダンクハーツ | MYU
アイデア概要
ジャンプ+で読んだ電子書籍のページ数を可視化し、バーチャルな「タワー」として積み上げる企画。
見えない読書履歴をステータス化して所有欲を満たし、レコメンド等でユーザーの読書をさらに加速させます。

DJ+
TOPPANクロレ株式会社 第二情報営業本部 第三営業部 3チーム | 大貫 寛明
アイデア概要
ジャンプ+連載作品の認知拡大を図るため、公式オリジナルキャラクターのAIを開発。ユーザーの読書傾向や対話機能から好みを分析し、AI音声を駆使して最適な作品を提案・紹介するアプリ内サービス。

デジタル共有ライブラリーキット「ジャンラブ!」
株式会社乃村工藝社
(カルチャー・コミュニケーション推進本部 文化環境事業部 営業1部 第1課、クリエイティブ・プロデュース本部 プランニングセンター 企画プロデュース2部 第7ルーム)
| 上村 まりあ、徳盛 哲之
アイデア概要
学校・オフィス等のコミュニティ内で、マンガを「読む・共有する・出会う」体験を実現するキット型システムの提案です。
サイネージとタブレットが連動し、リアル空間での接点創出とデータ活用により、ジャンプ+の新しい読者層獲得と作品改善を提案いたしました。

GHOST 〜語り継げば、好きは消えない。〜
株式会社FUSSY | 加留部 有哉
アイデア概要
語り継げば、好きは消えない。GHOSTはAIが1対1でファンに深くインタビューし、ネット上に無い体験・記憶を”語りデータ”として構造化。ファンの熱量をAI時代の資産に変えるプロダクトです。
(五十音順)
総評
けんすう(古川健介)氏
全体的に、「AIという技術を使えばこんなことができる」という発想のものが多く出てきた回だったと思います。しかし、技術やできることが先行し、ユーザーが置いてけぼりになっているような企画になってしまっているものもありました。その中で、「新人作家や新作の作品がどれだけ広がるか」「読者の体験がより良くなるか」という観点が強くあるものを評価しています。応募ありがとうございました!
深津 貴之氏
全体的な印象としては、ジャンププラスのサービスを大きくレバレッジさせるというよりも、ギミックやキャンペーンサイズの提案が多かったのがもったいないかなと思いました。
せっかくなのチャンスなので単発の面白ギミックを超えた、サービスのあり方、利用方法が変わるような提案にチャレンジするとよいと思います。
ジャンプ+編集部
編集部の中だけではなかなか出ない多彩な企画やアイデアが集まりました。特に生成AIなど、最新の技術を利用した企画が目立ちました。その技術をどのように企画に落とし込んだのか、切り口や解像度の高さなど、良くも悪くもそこに個性や差が出ていたように感じます。
ジャンプ+は今後も読者と作家をより良く繋げることができる漫画誌であり続けたいと思っています。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました!
